ポコ・ア・ポコ音楽教室リトミックコース

リトミックについて

リトミックについて

リトミック教育とは技術的な学習の前に感受性や創造性といった感覚を体で経験して身につける教育です。

幼児教育におけるリトミックの目的は、『集中力を高めること』『一定の速さで拍子やリズムを保つこと』『頭で考え体を使って表現すること』『無意識にある音楽的感覚を引きだすこと』です。
リトミックでは集中力を高めるため即時反応の活動を行い、決められた動きではなく感じた音を表現する能力を身につけます。

解っていることを解っているように表現することは大人にとっても大変困難です。
リトミックを通し幼児は 「見る」 「聞く」 「触れる」 ものすべてを身体全体で表現し、イメージ能力を大きく成長させ、心に浮かんだことを表現する力を育んでいきます。

小さいお子さまの場合は親御さまの歌声や話しかけが一番の音楽です。まずは親御さまがレッスンに積極的に参加して、お子さまと一緒に音楽を楽しむことから始めましょう。

リトミックで身につくこと

  • 自由な表現、自発性を求めるレッスンで柔軟で積極的な感性を伸ばす
  • 体を動かし正確なリズム感を養う
  • 音に対する集中力を高める
  • 身体を動かす楽しさを体得できる
  • 情緒が豊かになる
  • ピアノ学習の導入として音楽の基礎をしっかり身につける
  • 急増している小学校受験のリトミック課題に対応するための基礎力を養う
  • その他音楽性、思考力、集中力、記憶能力、統合力、適応力、決断力 etc ...
リトミックについて

音楽教育法としてのリトミック

リトミックはスイスの作曲家エミル・ジャック = ダルクローズによって 20 世紀はじめに創案された音楽教育法のひとつです。

幼児にとっての 「音楽」 や 「遊び」 を科学的に考察し、精神と身体との調和、自発性と反射性、精神の集中力と記憶力、創造力などの成長をうながすことを目的としています。

ダルクローズの理念のもと、児童心理学・大脳生理学などを取り入れながら進化・発展を遂げ、人間としての成長過程において最も大切な時期にある幼児を、「楽しい音楽遊び」 を通して健やかに育む総合教育として確立されました。

作曲家エミル・ジャック = ダルクローズ

どんなことするの?

  • 音楽に合わせて動物や乗り物をイメージして表現する

    音楽に合わせて動物や乗り物をイメージして表現する

    「動物」 や 「乗り物」 などのテーマを与えることにより、音楽に合わせて動くだけでなく、子供の想像力と創造力、表現力を高めます。お友達の表現を見ることも大変勉強になります。

    そしてこれはのちに音符へとつながっていきます。例えば 3 歳児クラスの後半からは、2 分音符・4 分音符・8 分音符が出てきますが、はじめは象さんが 2 分音符、うさぎさんが 4 分音符、ねずみさんが 8 分音符・・・ というように今までの動きと音符が自然に一致していくため、理論的でなく体得していくことで子供にも理解しやすくなります。

  • 音楽とは直接関係のない工作

    音楽とは直接関係のない工作もします

    創造力を高めることもリトミックには大切なことです。
    折り紙を破く音を聞き、指を使ってシールをはがし、いろいろな色で好きなように絵を描き、自分で作ったものを見る。それに音楽をプラスし創造力と想像力を育てていきます。指先を使う事はのちにピアノにも役立ちますが何より脳を刺激します。

  • 音楽を聴き分けて動く

    音楽を聴き分けて動く

    即時反応とは 2 種類以上の音楽を聴き分ける力のことです。
    例えば 「お散歩に行くよ~」 「あっ象さんが向こうから歩いてきた !」 「今度はうさぎさんに会ったよ」 などレッスン中に色々な場面が出てきます。

    これは音の聴き分けにより動きに変化をつけ自然にリズムや拍子感覚を経験させているのです。また音に対する集中力を養います。歩けるようになるとお母さまの助けがなくてもだんだん 1 人で反応し始めます。これはのちに 2 拍子・ 3 拍子・4 拍子という拍子の聴き分けや音の高低、長調・短調、複雑なリズムの聴き分けに発展していきます。

リトミックは幼稚園前だけの習いごとではありません

現在リトミックは音楽教育としてよりも幼稚園前の習い事として認識されている方が多くいらっしゃいます。
もちろんお友達の表現を見て協調性や社会性を育むこともできますが 3 歳児クラスからがリトミックの 「本番」 です。音楽を続けさせたいとお考えの方は、是非リトミックを続けてください。
リトミックでの経験・体験が音楽だけでなくあらゆる取り組みへの導入をスムーズにすることは間違いありません。